『北方文化博物館』概要
明治から戦前(昭和前期)にかけ繁栄した、新潟の大地主、伊藤家の大邸宅
【伊藤家の地主としての凄さ】
明治時代、1,000町歩(東京ディズニーリゾート、約10個分)の地主は、全国で9軒。
内、新潟5軒。
伊藤家は、新潟で1番の大地主。
【伊藤家の所有地】
伊藤家の所有地、田畑、1市4郡64ケ町村、1,372町歩。東京ドームの約300個分。
山林、1,200町歩。
米蔵58箇所、小作人2,850人、小作米3万俵。
所有地は、あまりに広く、車で1時間以上かかる「彌彦神社」まで、他人の土地を踏まずに行けたと言われています。
【伊藤邸の大きさ】
当時『豪農の館』と呼ばれていた本邸の敷地8,800坪は野球のグランドの約2倍。
建坪1,200坪、部屋数65。
【いつできたのか?】
本邸:5代目当主 伊藤文吉 の時、明治15年から8年の歳月をかけ建てられました。
庭園:昭和29年から5年がかりで、柏崎市出身で、銀閣寺ゆかりの天才庭師 田中泰阿弥 により、作庭されました。
【戦後から現在の伊藤邸】
戦後、農地解放により、伊藤家は7代目当主の時、ほぼ全ての田畑、山林を手放し、伊藤邸は、財団法人に寄付され、戦後初の民間博物館『北方文化博物館』となりました。
北方文化博物館は、2000年(平成12年)国の重要文化財に登録されました。
【北方文化博物館の由来】
スウェーデンの「Nordiska Museet(ノルディスカ・マッシート)北方民族博物館」が由来。
あるべきところに、あるべきものがあり、見て伝えるべき、文化の意味や、価値かわかる、という、博物館のあるべき姿をまねました。
【基本情報】
「開館時間」
・4月~11月 ➡ 9:00~17:00
・12月~3月 ➡ 9:00~16:30
「入館料」
・大人:800円
・小人:400円
「公式ホームページ」
【アクセス】
新潟駅南口から車で約30分
【参考記事】